2008年3月16日 (日)

第二回伊福部昭音楽祭 その2 川北監督

 映画『大坂城物語』には、平成ゴジラvsシリーズの特技監督をされた川北紘一さんもお見えになっていた。私は、ロビーの横のカフェで昼食を摂っていたが、ロビーに川北監督がいらっしゃったので、思わず声をかけて、写真を撮らせていただいた。

Pict3661  「こんな年寄り撮っても仕方がない」と言いながらも、笑顔で応えていただき。うれしかった。

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第二回伊福部昭音楽祭 その1『大坂城物語』

 ついに『第二回伊福部昭音楽祭』が始まった。Pict3660

 最初は映画『大坂城物語』の上映だ。11時上映開始の予定だった(チケットに書いていた)が、1時間勘違いして早く着いてしまった。でも、結果的にはこれが良かった。定員は190名、入りきれない人がいたからだ。観客もバラエティーに富んでいた。親子連れもいたし、若いカップルもいたし、年輩の方もいた。男性の方が圧倒的に多くはあったが、改めて、伊福部さんは幅広い層に支持されているんだなぁと、感心したしだいだ。

 『大坂城物語』は、監督=稲垣浩、主演=三船敏郎、特技監督=円谷英二、製作=田中友幸、音楽はもちろん伊福部さんだ。私は初見だった。音楽はサントラで聴いてはいたが・・・・・・。ホールの設備の関係でフィルム上映ではなく、DVDをプロジェクターでの上映だった。でも、充分楽しめた。スクリーンめいっぱい大きくして欲しかったが、いいだろう。映画そのものもおもしろかった。舞台は、大坂夏の陣直前だ。豊臣家存続をはかる人々のお話。アクションシーンも豊富だ。大坂城は、かなり巨大なミニチュアである。なかでも、クライマックスの馬車での突撃シーンは凄かった。スピード感とそれを盛り上げる音楽、三船さんの演技も凄かった。まさに、映画の黄金時代の娯楽巨編だ。

 メインコンサートの前に、このように映画を楽しめるのはいい企画だと思った。

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2008年3月 1日 (土)

シンフォニア・タプカーラ 第3楽章 聴き比べ

ついに3月になり、『第2回 伊福部昭音楽祭』まで半月となった。昨年は私にとって初めての伊福部ライブ体験だっただけに衝撃も強かった。特にこの『シンフォニア・タプカーラ 第3楽章 ヴィヴァーチェ』はコンサートの締めくくりでもあり、凄い演奏で圧倒された。

今回のコンサートでは演目には入っていないが、もう一度、聴き直してみようと、手持ちのCDを確認したところ、意外に多く収録されていた。『SF交響ファンタジー1番』と同じくらいだ。あの演奏を聴くまで、関心を示していなかったことが、正直恥ずかしい。

改めて聴いた演奏は以下の通り。

  ・キングレコード『外山、小山、伊福部 管弦楽作品集』より

    指揮:手塚幸紀 演奏:東京交響楽団

  ・フォンテック『伊福部昭 管弦楽選集』より

    指揮:芥川也寸志 演奏:新交響楽団

  ・東芝EMI『伊福部昭の世界』

    指揮:石井眞木 演奏:新星日本交響楽団

  ・東芝EMI『新交響楽団・伊福部昭 傘寿記念』

    指揮:原田幸一郎 演奏:新交響楽団

  ・ナクソス『日本作曲家選輯 伊福部昭』

    指揮:ドミリー・ヤブロンスキー 演奏:ロシア・フィルハーモニー交響楽団

  ・キングレコード『伊福部昭の芸術2 響』

    指揮:広上淳一 演奏:日本フィルハーモニー交響楽団

  ・キングレコード『伊福部昭の芸術8特別編 頌』

     指揮:本名徹次 演奏:日本フィルハーモニー交響楽団

  ・キングレコード『伊福部昭の芸術9 祭』

     指揮:本名徹次 演奏:日本フィルハーモニー交響楽団

  ・キングレコード『伊福部昭 吹奏楽作品集』

     指揮:野中図洋和 演奏:陸上自衛隊音楽隊

以上、9演奏だ。

どれも迫力のある演奏なのだが、テンポや強弱がそれぞれ違い、いろいろなテーストが楽しめる。

個人的な主観で、好きなのは、『伊福部昭の芸術8特別編 頌』バージョン。実は昨年のコンサートは『伊福部昭の芸術9 祭』バージョンなのだが、CDで聴くと、ライブの感動が蘇ってこず、演奏の粗がみえてくる。『祭』バージョンの方が微妙だがテンポが速い。そのせいで、演奏に無理が来ているのか。そういう意味では『頌』バージョンのテンポがベストなのだろう。

その次にいいと感じたのが、『伊福部昭 管弦楽選集』バージョン。芥川也寸志さんの指揮で、強弱の付け方、パーカッションの入り方が絶妙だ。

少し変わり種では、『伊福部昭 吹奏楽作品集』バージョン。吹奏楽ということで、演奏がかなりしんどいと思われるが、それをやりきってしまう陸上自衛隊音楽隊はさすがといったところか。

その他の演奏もそれぞれの味があっていい。

同じ曲をこうやって比較して聴くのも楽しいものだ。

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2007年3月31日 (土)

衝撃の出会い

 前にブログにも書いたが、伊福部さんの音楽との出会いは、井上誠さんの『ゴジラ伝説』だった。まだ、中学生だった。

 小さい頃より怪獣好きだったので、それ以前にも伊福部さんの音楽に出会っていたかもしれない。友人達と電車に乗って『ドラえもんのび太の恐竜』を見に行ったので、同時上映だった『モスラ対ゴジラ』(再映、短縮版)を見たのかもしれないが、記憶がない。見ずに映画館を出たのかもしれない。テレビでもゴジラ映画を観た記憶があるが、ヘドラやガイガン、ジェットジャガー、メカゴジラを見たような気がするが、熱中してはいなかった。むしろ好きだったのはウルトラマンだった。特に初代。バルタン星人が無性に好きだった。

 でも、ウルトラマンとなると主題歌ばかりで、サウンドトラックは見かけることはなかった。なぜか、歌が嫌いだったので、そちらには興味が行かなかった。だから、『ゴジラ伝説』をなぜに新規会員登録してまでレンタルしたのかもう覚えていない。

 これを聴くことで、伊福部さんの音楽の入口に立たされたわけだが、その次に手にしたのは、キングレコードより発売されていた東宝レコード復刻版の『ゴジラ』だった。これには、ゴジラシリーズで作曲された伊福部さんの曲を網羅的にまとめたものだ。佐藤勝さんの曲も2曲入っている。

 古いサウンドトラックなので、録音状態が悪いこともあり、シンセサイザーの曲と比べるともっさりとした感じと思った。でも、昭和30~40年代という感じはしなかった。他の映画をテレビで見たときに付いていた音楽は古臭く感じたが、そんな感じはまったくなかった。そのときは、その程度だった。

 でも、主題歌ではないサウンドトラックの世界にはまってしまった私は、その後いろいろなレコードを購入した。そんななかのひとつが、キングレコードの『SF特撮映画全集』シリーズだ。

 その3を購入したときのこと。これには、『モスラ対ゴジラ』『宇宙大怪獣ドゴラ』『宇宙大戦争』の3作品から音楽が収録されている。

 この中の『宇宙大戦争』のM32を聞いたときの衝撃といったらなかった。出だしは『怪獣大戦争マーチ』と同じ感じなので油断していたが、その後の演奏を聞いて驚いたのだ。結局途中からフェードアウトしてしまうため、全長版を聞くのはその後、何年かしてなのだが、全長版を聞いてその終わりにもビックリしたものだ。初めて聞いたときは、思わず、その公開された年度を確認したくらいだ。昭和34年。そんな昔にこんなのがと驚いた。

 実際に映画を観ることができたのは、もっと後。なかなか出会えなかった。ビデオもまだまだ高い時代だ。レンタルショップに置いている特撮作品が少なかった時代。5500円の廉価版VHSが発売されてやっと、見ることができたのだ。そのときも、本当にビックリした。終盤のナタール人との戦闘シーンのスピード感にスゴイの一言だった。そのスピード感を生かすためのあの音楽M32がマッチして、迫力の映像を生んでいる。昭和34年映画が元気だった時代だということを如実にあらわしているなと感じた。

 それからというもの、特撮映画の音楽だけでなく、一般の映画音楽はもちろん管弦楽やギターソロの曲、琴の曲といろいろな伊福部さんの音楽とずっと付き合ってきている。あれを聞かなかったら、ここまではまっていなかったかもしれない。

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2007年3月24日 (土)

やっぱりすごいよなぁ

 『ゴジラVSキングギドラ』について思ったことを・・・・・・。

 『メカゴジラの逆襲』以来のゴジラ映画の音楽担当である。クレジットも「音楽監督」となった。東宝60周年映画であり、キングギドラの復活ということで、なんかお祭り気分である。

 キングギドラの登場は、『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』以来である。出演映画は、『三大怪獣地球最大の決戦』『怪獣大戦争』『怪獣総進撃』を含め、4本目だ。すべて、伊福部さんが音楽をつけている。『~ガイガン』は、以前のライブラリーからの使用なので、音楽を付けたわけではないが、それを差し引いても、伊福部さんあってのキングギドラだったわけだ。キングギドラの出演映画は、複数の地球怪獣が出て、キングギドラと戦うという構図(『~ガイガン』だけはタッグマッチ形式、新怪獣ガイガンがメインなので仕方が無い)で、怪獣についている音楽が同じモチーフが基本的に使われている。

 また、『~ガイガン』は特殊な事情なので省くが、伊福部さんにとって初めての本多監督以外のゴジラ映画である。そういう意味では、ちょっとした行き違いもあったようだ。

 キングギドラと自衛隊の戦闘機との空中戦のシーンだ。最初は、特撮シーンのみの構成だったのを、音楽が決まってから、自衛隊の空撮ライブラリーを大森監督が挿入したらしい。それを見た伊福部さんが「僕のつくったのはキングギドラのテーマであって、自衛隊の音楽じゃない。こんなに自衛隊のアップが入るんだったら、自衛隊向けにマーチをつくらなきゃいけない。明日までにできない。」と言ったそうだ。それで、急遽、音楽を差し替えた。『空の大怪獣ラドン』の「ラドン追撃せよ」を使った。曲は、CD『オスティナート』にも収録されている数年前に新規録音されているものを使用した(はず、聞いた感じはそうだ)。それを見て伊福部さんは「アッだめだ、だめだ」といったらしい。大森監督は、ずっとよくなって絵の迫力は出てきたと思って、一番気に入っているとインタビューで答えている。確かにこの場面だけ見るといいのかもしれないが、映画全体の中で見ると伊福部さんの言うのがわかる。録音を一緒にやっていないので、編成が違うので、音色が違うのだ。ものすごく軽く感じる。空気が違うといったらいいのか。ライブラリー部分の映像も画質が随分違うので、気になりだすとホントに気になって仕方ないシーンだ。

 で、なりよりすごいのは、北海道の決戦シーンだ。ゴジラの登場シーン以外は、キングギドラのモチーフだ。有利不利をテンポで表現している。ゴジラが有利になり、キングギドラが負けるシーンでは、通常でもスローなテンポを一層落としている。この落とし具合が絶妙なのだ。その前までのキングギドラ有利シーンに流れていた音楽に対してすごく、違和感があるのだ。違和感が出る程度にテンポを落とす。これがすごい。

 『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』でも、自衛隊が独断で発砲を開始し、統制が取れなくなったシーンで、通常のマーチより遅いテンポの曲を流して、その攻撃が散漫になっていることをよく表現している。ガイラに対する攻撃は結局失敗。

 これらのシーンは、ゴジラのモチーフやガイラのモチーフでも映画としては成立しそうなのだが、でも、メインは「有利なゴジラ」ではなく「不利な、負けるキングギドラ」、「自衛隊と戦うガイラ」ではなく「一時統制の取れなくなった自衛隊」だということを明確したい、表現者の意志がよく出ていると思う。それがすごいんだなぁ。

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2007年3月17日 (土)

『SF交響ファンタジー』汐澤&東京交響楽団

 『SF交響ファンタジー』の比較第1弾。今回は、初演に当たる、1983年8月5日の汐澤安彦指揮、東京交響楽団演奏のバージョンについて、書いてみる。

 まずは、この頃の時代背景を見てみよう。この年は、東宝特撮作品特別リバイバル上映「ゴジラ1983」が開催された年だ。この翌年の1984年12月15日にいわゆる『新作ゴジラ』が全国一斉公開される。『メカゴジラの逆襲』以降、休止していたゴジラ映画を復活へ向けての機運が一番高まっていた時期だ。

 特撮音楽の世界では、キングレコードから『SF特撮映画音楽全集』のシリーズが1983年4月に発売を開始されている。東宝作品で全10集、大映作品で2集(だったと思う)発売され、特撮映画のサウンドトラックを網羅的に集めたものだ。もちろんレコードのLP盤だ。また、井上誠さんのシンセサイザー版の伊福部音楽『ゴジラ伝説』の第1弾が発売されている。このゴジラ伝説は、全3作出されていて、『SF交響ファンタジー』は、ⅠとⅡの間に発表演奏されている。井上さんは、後に「『SF交響ファンタジー』ショックで僕の頭が爆発してしまって、Ⅱの発売が延びた」と語っている。実際、Ⅱの発売前に予告されていた内容と実際販売されたものとは違っていたのを覚えている。大魔神がカットされたのが私の印象には強い。

 当時は、やっとCDが出たかという時期で、ほとんどがレコードで発売されていた。『SF交響ファンタジー』も当初LPの2枚組で発売されていた。当時、まだ、中学生だった私は、購入を見送り、CD盤が発売されるのを待っていた。ちなみにCD盤の発売は、1986年。

 以上のことからわかるように、まさに『SF交響ファンタジー』は満を持して登場したのだ。

 とりあえず、私は、これを基準(スタンダード)としていきたい。

 この演奏は、約80名のオーケストラで行われており、録音も当時の技術をしてはかなりの高水準のものを使っていると思う。

 演奏は、メリハリが利いていると思う。「ゴジラ タイトル」では、一音一音がビシッとしている。その流れで「キングコング対ゴジラ タイトル」もキビキビした感じだ。「宇宙大戦争 夜曲」は、かなりゆっくり目である。「バラゴンの恐怖」「三大怪獣地球最大の決戦」もゆっくり目だ。「バラゴンの恐怖」は管楽器の高い音が多いので、あまり早くするとはずしてしまうのだ。「三大怪獣~」も同様、後半はラドンのライトモチーフになるため管楽器がメインになり、高音を奏でるため早くしすぎるといい音が出ない。後半のマーチの連続部については、最初聞いたときは、ほんとにショックだった。こんなのありかと。井上誠さんの言うのもわかるわけだ。やはり、管楽器がしんどそうなのは仕方ないかなと思う。迫力を優先するとこうなるのだ。スピードを落とすと音的にはもう少しいい演奏ができるのかもしれないが、それでは、伊福部マーチの味が出ないと思う。

 初演ということで、いろいろな難しさはあったかもしれないが、それゆえ、伊福部さんとの打合せ等も綿密に行われただろう。指揮の汐澤さんは、ゴジラの映画を観て勉強したという。また、伊福部さんも元気な頃なので、いろいろアドバイスなどもされたと思う。だからこの、伊福部さんのテイストをきちんと出せているのではないかと思う。これを基準とするのが一番いいと思う。

 私は、演奏的には、第3番が一番難しいと思う。「地球防衛軍マーチ」のところは半端ではない。

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2007年3月16日 (金)

ひとつ忘れていた

 『SF交響ファンタジー』の第1番の聞き比べで、ひとつ忘れていたのがあった。それは、kokoさんのコメントにもあった演奏だ。

 1989年4月8日 簡易保険ホール 小松一彦指揮 東京交響楽団演奏

 交響頌偈『釈迦』のCDに収録されている。この演奏は、「怪獣総進撃マーチ」が1フレーズ分長い。前半部分がテンポアップで演奏されている。特に「宇宙大戦争 夜曲」が早くなっている。録音状態のせいか打楽器が少し弱いように思う。でも、前半の「ゴジラ タイトル」や「キングコング対ゴジラ タイトル」も数秒短い程度なのだが、かなり速い感じがする。私は、これくらいのスピードが心地いい。

 なお、長い短いは、一番最初の演奏になる 汐澤安彦指揮 東京交響楽団演奏を基準にしている。

 同じ楽団でやっているのに、随分印象が変わるもんだ。

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2007年3月13日 (火)

kokoさん、コメントありがとう

 2日間家にいなかったので、『SF交響ファンタジー』の比較作業は進まず。

 kokoさん御指摘のとおり、石井眞木指揮、札幌交響楽団演奏のライブ盤は非売品です。何かのシリーズCDの応募だったはず。ちなみに、このCDは、初演の汐澤安彦指揮、東京交響楽団演奏のCDと収録曲はまったく同じ。『SF交響ファンタジー』(第1番~第3番)と『オーケストラのためのロンド・イン・ブーレスク』という、構成。解説書によると、演奏当日の司会は、伊武雅刀と戸川純。

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2007年3月11日 (日)

ついに!

 このブログを始めて、ついに「コメント」が書き込まれた。うれしい限りだ。そして、300アクセスを超過した。1日30以上のアクセスがあり、ビックリしている次第。

 コメントにあったように、『SF交響ファンタジー』の比較を早く書いていきたい。

 ちなみに、私の持っているCDは以下のとおり。

 1983年8月5日 日比谷公会堂 汐澤安彦指揮 東京交響楽団演奏

 1984年6月28日 北海道厚生年金会館大ホール 石井眞木指揮 札幌交響楽団演奏

 1984年11月23日 東京文化会館 石井眞木指揮 新交響楽団演奏

 1987年9月13日 伊丹文化会館 金洪才指揮 大阪シンフォニカー演奏

 1993年11月23日 伊丹文化会館大ホール 佐藤勝指揮 大阪シンフォニカー演奏

 1994年10月10日 東京芸術劇場 原田幸一郎指揮 新交響楽団演奏

 1995年8~9月録音 セシオン杉並 広上淳一指揮 日本フィルハーモニー交響楽団演奏

 2004年5月31日 サントリーホール 本名徹次指揮 日本フィルハーモニー交響楽団演奏

 2005年1月25日 陸上自衛隊中央音楽隊音楽講堂 野中図洋和指揮 陸上自衛隊中央音楽隊演奏

 ということで、9演奏分ある。陸上自衛隊の演奏は吹奏楽なので少し変則になるだろう。また、コメントに書いていただいた「米寿コンサート」は持っていない。残念だ。

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2007年3月 9日 (金)

『SF交響ファンタジー』第1番の比較が終わった。

 昨日からはじめた『SF交響ファンタジー』の第1番の比較だが、とりあえず、一通り聞いた。今日は、なぜ、その比較を思い立ったかという話。

 この『SF交響ファンタジー』の第1番は、以下のような構成になっている

   1.ゴジラの動機

   2.間奏部

   3.「ゴジラ」タイトル・テーマ

   4.「キングコング対ゴジラ」タイトル・テーマ

   5.「宇宙大戦争」夜曲

   6.「フランケンシュタイン対地底怪獣」バラゴンの恐怖

   7.「三大怪獣 地球最大の決戦」

   8.「宇宙大戦争」タイトル・テーマ

   9.「怪獣総進撃」マーチ

   10.「宇宙大戦争」タイトル・テーマ

   11.「怪獣総進撃」マーチ

   12.「宇宙大戦争」戦争シーン

というような構成になっている。8以降の後半部分は、「宇宙大戦争」タイトル・テーマも戦争シーンもマーチ(実際にはアレグロ)なので、テンポが速い上に、ほぼ全楽器が演奏している。管楽器はしんどい。だから、CDによっては、少し、管楽器が音をはずしていたりする。また、無理せずにテンポを上げ過ぎていないのもある。伊福部さんは昔インタビューで、この種のマーチについて「オーケストラのメンバーに多少はずしてもいいので、ブワーと出してください。と言ったがなかなか解ってもらえなかった。」と言っていた。また、「宇宙大戦争」戦争シーンは、実際の映画音楽では、別パートも含めて2回繰り返されている。この録音も大変だったらしく、1回分を編集で繋いだという逸話も残っているくらいだ。オリジナルサウンドトラックも入手可能なので聴いてもらうとわかるが、かなり激しい。最初聞いたときには驚いた。映画を見てもすごい。それをやるのだから、大変だ。

 先日のコンサートでは、指揮の本名さんは結構、フォルテシモの人だと感じた。このパートでは、音も大きいし、テンポも出していた。それだけにしんどいのか、よく聴くと上記のリストの10.と11.がカットされていた。

 それで、いつこのカットが行われたのか知りたいのと、他はどうなのだろうという疑問が浮かんだので、もう一度全部チェックしてみようと思ったわけだ。

 チェック直後の感想としては、「やっぱ違うもんだなぁ」である。そして、もう1回聞き比べてみようと思った。なので、詳細は後日。

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2007年3月 8日 (木)

『SF交響ファンタジー1番』比較中

 伊福部さんの『SF交響ファンタジー』は、東宝特撮映画用に作曲された音楽をメドレーで編曲された作品で、1番から3番まである。後に、ゴジラvsキングギドラも『SF交響ファンタジー』と題されるが、一般に『SF交響ファンタジー』というと、1番から3番までを指すのであろう。

 その中でも、1番は、先日の伊福部昭音楽祭でも「伊福部さんの名刺代わりの曲」と紹介されたように、幾度となく演奏され、そしてCD化されている。音楽祭でその気になってしまった私は、CDを引っ張り出して、その1番の比較を今しているところだ。

 今、4曲目だ。(その表現がいいかは別だが。)指揮者、演奏している楽団が違うのでそれぞれニュアンスが違って面白い。演奏時間が異なるのだから、早さも違う。強弱のつけ方も違う。

 全部で、約2時間かかるので、一部持ち越しになるが、比較の結果はまた、このブログで紹介したい。

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2007年3月 6日 (火)

伊福部昭音楽祭の感想

 3月4日、午後3時、サントリーホール。念願の伊福部昭音楽祭が始まる。実質初めてのコンサートだ。いったことあるのは、高校の吹奏楽部のコンサートくらいなので・・・・・・。

 第1部は「伊福部昭とヴィルトゥオーゾ『音楽の生まれる時』」とのタイトルがつけられていた。最初の演奏が『二十五絃筝曲甲乙奏合 交響譚詩』だ。CDで以前聞いたことのある曲だったが、25もの数の弦がある琴2つで演奏する曲である。もともとオーケストラ用に作曲された『交響譚詩』を琴用に編曲したもの。伊福部さんは、結局は一から作曲しなおすという姿勢で臨まれた作品らしい。この曲は奏者の野坂恵子さんのために作られたもので、2001年が初演。二十五絃筝もこの曲のために作られたものらしい。また、2つの琴を使うため、奏者も2人必要。その上、かなり難しい曲とのこと。それゆえ、今回の演奏が初演に続く2回目ということだった。見ていてもかなり難しそうだった。先ほど書いたように、CDが出ているので、興味のある人はどうぞ。

 その次が、『アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌』だ。歌曲で、バックはティンパニーのみ。歌うのは藍川由美さん。その声量にビックリした。これもCDが出ている。

 第2部は、「映画の世界『映画人、伊福部昭を語る』」だ。最初は、『SF交響ファンタジー1番』だ。この曲は、東宝特撮映画用に作曲された曲をメドレーとして編曲したもので、実際は1番から3番まである。1983年が初演。特に、この『1番』は、その後何回も演奏され、ライブ盤等で、数多くCD化もされている。あの有名な『ゴジラ』のタイトル曲も含まれ、最後は行進曲(一般的には『伊福部マーチ』と呼ばれるが、伊福部さんによると"アレグロ")が怒濤のように攻めてくる。何度も聞いている曲なのだが、その曲が始まったとき、なぜだか涙が出そうになった。感動で震えている自分がいた。今回の演奏は、日本フィルハーモニー交響楽団、指揮が本名徹次さんだ。この組み合わせによるCDも販売されている。「卆寿記念コンサート」が今回の演奏に近い。他のと比べてみるのも面白いと思う。

 その次は、映画用のスコアをそのままに、『銀嶺の果て』『座頭一物語』『ビルマの竪琴』『わんぱく王子と大蛇退治』の曲をそれぞれ演奏。これらは、オリジナルサウンドトラックで聞ける。当然、映画制作当時のものなので、状態は良くないが、入手可能なものばかりだ。ちなみに『銀嶺の果て』は伊福部さんの映画音楽デビュー作。監督の谷口千吉さんも監督デビュー作。主演の三船敏郎さんのデビュー作でもある。ここで、挿入する音楽に対する意見が監督と合わず、脚本を担当した黒澤明さんが間に入ったという逸話がある。その後、谷口監督の作品も何作か音楽を担当している。黒澤監督の作品は『静かなる決闘』の1作だけ。ゴジラの本多監督と、黒澤・谷口両監督とは、山本嘉次郎監督の助監督を務めた間柄で、何かの因縁を感じる。『座頭一』シリーズには、多くの作品で音楽を担当している。舞台化されるとき、勝新太郎さんが「伊福部さんの音楽でないとできない」といって、舞台音楽も担当している。多くの映画(300本以上担当)の中から選ばれているので、逸話は絶えない。

 第2部の最後の曲が『オーケストラのための特撮大行進』で、1999年の『バンドのための『ゴジラ』マーチ』を吹奏楽から管絃楽用に編曲したもの。編曲者は、和田薫さん。もともと、映画音楽は、管絃楽で作曲されているので、管絃楽→吹奏楽→管絃楽というように編曲されている。今回が初演だ。吹奏楽版も聞いたことがなかったので、楽しめた。吹奏楽版は、CD化されている。

 最後の第3部は、「管絃楽の響『大楽必易』」との題名が付き、純音楽だ。『管絃楽のための日本組曲』と『シンフォニア・タプカーラ』が演奏された。中でも、『シンフォニア・タプカーラ』の第3楽章はとにかくすごい。これも、「卆寿記念コンサート」の中にも入っており、その迫力がわかる。アンコールで、その第3楽章の一番盛り上がるところをもう一度演奏してくれたが、奏者が大変そうだった。特に、管楽器の人は顔を真っ赤にして演奏している人もいた。トランペットやトロンボーンだけでなく、フルートやピッコロの人も大変そうだった。でも、聞いているほうは、大変興奮する盛り上がる曲だ。あの音圧は、ライブでないとわからない。

 初めてのコンサートだったが、本当に良かった。CDでは解らないことがたくさんあった。ライブでも聴かないとダメだなと思った。

 それに、あんなにたくさんの楽器を使った曲をピアノで作曲していく、作曲家ってすごいなと思った。楽器もいろんな弾き方があり、それにより音色が変わるのだ。その組み合わせを考えるとやっぱすごいわ。

 最後に記念品に「六花亭のチョコレート」をもらった。伊福部さんは北海道音更の出身。

 今回の音楽祭は、第1回で来年またコンサートがあるそうだ。第2回は、2008年3月16日、杉並公会堂の開催予定だ。

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2007年3月 4日 (日)

コンサートが終わった

 伊福部昭音楽祭が終わった。ただ感動のみ。
 詳細は後日。

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パンフレット表紙

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今、伊福部昭音楽祭第二部終了

 映画音楽を中心とした第二部が今終わった。迫力に身震いし、感動で涙が出そうになった。
 今は休憩で第三部は管弦楽だ。

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チケットの半券

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いよいよ

 伊福部昭音楽祭の会場であるサントリーホールに入った。たくさんの観客でロビーはいっぱいだ。席は二階の一番端だが、大きなスクリーンが目の前だ。やはりA席というだけはある。これからが楽しみだ。

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会場の入り口の様子

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2007年3月 3日 (土)

いよいよ明日

 伊福部昭音楽祭がいよいよ明日に迫った。遠いので、明日は早い出発になるが、ワクワクして仕方がない。寝坊しないように注意すること!!を肝に銘じて、準備を進める。

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2007年2月28日 (水)

開場時間の変更の連絡あり

 3月4日(日)にサントリーホールである『伊福部昭音楽祭』の開場時間の変更の連絡が、日本フィルハーモニー交響楽団からあった。2時から、2時20分になったそうだ。

 クラシックだけでなく、コンサートというものがほとんど初めての私にとって、こんな連絡があるとはビックリだった。チケットに印刷されている時間からの変更だとのこと。

 もう1週間を切って今から楽しみだ。

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