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2007年6月27日 (水)

『人格転移の殺人』読了

 西澤保彦著『人格転移の殺人』を読み終えた。

 アメリカのS市に宇宙人が残した(と思われる)装置があった。その中にはいると人格が入れ替わってしまうという装置だ。政府が調査するが、原理や制御方法などが見つからず、封印されてしまう。その入り口には、ハンバーガーショップが出来る。ショップ内に入り口が残ったままだ。この店は流行ってなかったが、たまたま、6人の客がバラバラに入ってきた。それぞれ初対面だ。そんな中、大地震が発生。店内の人々は、装置の中に逃げ込む。店員を含めて7人が助かるところが、一人は地震でつぶれた店の下敷きになって死んでいた。そして、6人の人格は入れ替わっていた。そして、起こる殺人。その真相は?

 そんな話だ。読んでいる途中で、地震で死んだはずの人が生きていて、殺人を犯しているのではないかと思った。その上、メンバーの中にいる女性の身体をいただこうとしているのもわかった。でも、理由はかなり違っていたが・・・・・・。かなり荒唐無稽な話をうまく仕上げているとは思ったが、謎解きを期待して読むと、いまいちかもしれない。SFとしてはおもしろいと思う。

 次は、牛島信著『逆転 リベンジ』だ。

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