『孤独な交響曲』読了
日本推理作家協会編『孤独な交響曲(シンフォニー)』を読み終わった。
ミステリーのアンソロジーだ。収録作品は、以下の通り。
『欠けた古茶碗』逢坂剛/『第四の殺意』横山秀夫/『ヒーラー』篠田節子/『死神の精度』伊坂幸太郎/『思い出した』畠中恵/『偶然』折原一/『転居先不明』歌野晶午/『時うどん』田中啓文/『胡鬼板心中』小川勝己/『とむらい鉄道』小貫風樹
講談社文庫から出ているこのシリーズは、本書で50冊目だ。他のも書店で手に取ったことはあったが、購入するまでには至らなかった。私のミステリー歴が浅いせいもあって、読んだことのない作家ばかりだと、どれくらいおもしろいかが判らず、尻込みしてしまっていた。でも、本書は、折原一さんと横山秀夫さんという、私がはまっている作家の作品が収録されているし、既に、読んだことがある歌野晶午さんの作品も入っているので、「これなら」ということで、購入してみることにした。
10作品も収録されているので、すべてについては書かないが、折原さん、横山さん、歌野さんは、いつも通りの読み応えのある作品になっている。他におもしろかったのは、『欠けた古茶碗』と『ヒーラー』『時うどん』『とむらい鉄道』だ。まあ、どれも、いい作品だったのは間違いない。
でも、10作品ともなると、読み終わったときには、最初の方の作品の記憶が薄れてしまうのは、歳のせいだろうか?
次は、橋本真由美著『お母さん社長が行く!』だ。
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コメント
トラックバックありがとうございます!
「第四の殺意」とか「死神の精度」は
気になっていて、読みたい!とは
思うのですが、購入するかどうかは
悩む所だなぁって思いました。
やっぱりそれぞれの作家で纏まるのを
待った方がって。。。でも読みたい!(笑)
投稿: ipsedixer | 2007年5月11日 (金) 22時47分